認可されていないものは、副作用など支障となる点は開発者の責任にあり、患者の希望により行います。 おっしゃるように、ワクチンにまつわる全ての費用は自己負担と考えればよいと思います。
化学療法との併用か単独かは難しいご自身での選択をせねばなりません。 いずれも効果が無いと思われる段階なのでしょう。 丸山ワクチンに限らず、免疫療法においては化学療法など白血球が減少するものとの併用(継続した併用)は効果は期待できません。なぜなら、免疫療法は白血球が元気な上に更なる活性をなして癌細胞の認識を起こさせようとするものですから、白血球が減少や弱化している状態では活性化も生じないということです。
ただ、まず化学療法を行い、それを中止し、後は免疫療法だけを行う場合は、 癌細胞総数の減少以上に、癌細胞の変性から癌抗原があらわになることから、白血球がより認識しやすくなるという説もあるわけです。
丸山ワクチンは再発予防に使用するのがもっとも理想ですが、それ以外に、先にも書きましたが、 ■高分化型で分裂速度が遅い、すなわち悪性度が高くない癌の場合 ■転移など広範囲に見られない場合=癌細胞の総量が少ない場合 ■化学療法の継続併用や免疫に影響する臓器の全摘出手術をされていない 以上のような条件の場合には医師の予想を越える効果やまれに劇的な効果もありえるのでしょう。
いずれにしましてもかなり進行し、転移も多く見られる状態では、緩和や延命に若干の効果があるとしても過大な期待は出来ないと言うのが現状であろうかと思います。petyさまの場合にはたやすくはないと思うのです。
DC療法というものは検索されればわかるでしょうが、白血球のうち、DC(デンドルティックセル=樹状細胞)を利用した免疫療法です。 患者の癌抗原を患者の樹状細胞に食わせて、それを接種する免疫療法です。 現在世界的に免疫療法の最先端と考えられていますが思うほどの効果は得られていません。しかし、最近、再発癌の消失を含め優れた効果が見られる改良型が行われてもいます。
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