http://www.msz.co.jp/news/topics/07416.html
ジュリーさん、ありがとうございます。
「SSM、通称丸山ワクチンについての私見」、本になるようです。 まだ、出版1週間前ですが、お知らせします。
中井久夫『臨床瑣談』
精神科医の長年の経験が生んだ実用的6章 [8月22日刊] 院内感染を防ぐには患者側はどうすればよいか。脳梗塞の昏睡患者を前にして家族にできることとは何か。癌を持つ人の日々の過ごし方について、丸山ワクチンについて。精神科医としての長年の経験を通して、「これだけは伝えておきたい」という姿勢で書かれた実用的助言集。内容は精神医学に限らない。むしろはっきりと、日本の医学や病院やその周辺について広く書かれていることが、いままでの中井久夫の本のなかではきわ立っている。
月刊『みすず』の同タイトルの不定期連載「臨床瑣談」の単行本化である。ことに連載の第5回「SSM、通称丸山ワクチンについての私見」は大きな反響をよんだ。とりわけ毎日新聞2008年3月9日の読書面「MAGAZINE」欄にとりあげられた直後、『みすず』のこの号は、雑誌としてはまったく異例の増刷に踏み切った。反響はバックナンバーにも及んだ。重ねて毎日新聞では6月29日読書面の「この人・この3冊」欄で、「宮田新平・選 丸山千里」にもとりあげられた。そこにはこう評されている。「人間が体と心の総和であることを知悉しており、中立的でありながらみずからのがんなどにも試みたという、最適任者」「細部をしっかり見据えながら全体像を見失わない視座から抑制の効いた筆で、医学のみならず生命体の精妙さまで浮かび上がらせて、味わい深い文章だ」。
誰でも病気にはなるし、必ず身のまわりに病気の人はいる。患者自身であれ家族であれ医療関係者であれ、ここに書かれていることは誰の身にもさし迫った切実な問題であるからこそ、これほど多数の問い合わせが寄せられていることは間違いないだろう。第6回連載までを一書にまとめて緊急にお届けしたい。
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