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さまざまな免疫療法 2005/ 3/27 0:26 [ No.973 / 2125 ]
投稿者 :
yatake12002
免疫療法には、特異的なものと非特異的なものがあります 
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■特異的免疫療法
 ガン細胞に存在する特異抗原(ガン細胞膜面のタンパク及び一部の特異ウイルス)を利用した免疫療法。

1.ハスミワクチン・癌抗原ワクチン=
癌抗原をワクチン化したものを投与し、マクロファージ及び樹状細胞による貪食分解及び抗原提示により、
 その他の白血球を刺激し、同型の抗原をもつガン細胞への認識を狙った療法。

 ガン抗原ワクチンは各国の研究者が追い求めているものです。
 最近、三重大学や久留米大学においてもHER2というガン抗原ワクチンの臨床などに入っているという記事もありました。
 ただし、限定されたHER2を表現しているガンに対してであり、また理論的にもガン抗原の投与だけではさほど効果を見ないはずです。
 これを異物として修飾するアジュバント(免疫増強物質)を抱かさねばなりません。
 
 
2.DC(樹状細胞)療法=
一部のガン細胞を取り出し培養したものから癌抗原を抽出し保存。患者の樹状細胞を分離抽出し、
 保存した癌抗原を加えて貪食させ、これを患者に接種する療法。

 最近、樹状細胞と言うマクロファージと同様な白血球が見つかったため、研究が勧められている最前線の療法です。
 樹状細胞は単独でも、またマクロファージが分解したものをもさらに貪食し、低分子(ペプチド)として表面に並べて、Tリンパ球などに提示、異物細胞などの認識を促進するのだそうです。
 患者のガン細胞の一部を必要とする点と、高額なのが欠点です。

■非特異的免疫療法
 ガン細胞の抗原は使用せずとも、白血球に刺激を与えたり血液状態を改善するもの。

1.丸山ワクチン=
結核菌の熱水抽出物を接種することにより、この強い異物に対し活性化する白血球によるガン細胞への巻き添え的認識を起こす療法

2.LAK(ラック)療法=
リンパ球を取り出し、リンパ球の伝達物質であるインターロイキン2(IL2)の培養液で増殖、キラー活性を誘導し、患者に戻す療法。

3.TIL療法=
 腫瘍組織から分離したリンパ球をインターロイキン2の培養液で増殖、キラー活性を誘導し、患者に戻す療法。
  LAKの応用です。

4.CTL療法=
  リンパ球を取り出し、患者のガン細胞の一部で抗原刺激した後、インターロイキン2の培養液で増殖、キラー活性を誘導し、患者に戻す療法。
  LAKの応用です。

5.リンパ球移入免疫療法=
 他人のリンパ球を少量投入することにより、患者のリンパ球を刺激する療法。
 自分のリンパ球はガンを攻撃できないことから、若い人のリンパ球を投入し、これがガンを攻撃するという説明もされているようですが、
 それは間違いです。正しくは、他人のリンパ球という細胞が入ることから、自分のリンパ球を含む白血球との戦いとなり、白血球の活性が起き、
 巻き添え的にガン細胞の認識が起きると理解できます。感染などの危険性もあります。

6.キノコの多糖体=
 明確ではないがキラー細胞を刺激する。シイタケよりレンチナン、カワラタケよりクレスチンなどが免疫改善薬として古くから認可されている。
  レンチナン・クレスチン・ピシバニールは認可されている免疫ふかつ剤です。
  やはり抗癌剤と併用されるのが一般的であり、ほとんど効果が見られないというのが医師の意見です。

以上のようなものが免疫療法としてございます。
これは メッセージ 970 tkbsy23 に対する返信です