彼女がここ2,3日、自分の死について話し始めました。
「私が死んだら、あの子(犬)よろしくね。あなたしかいないの。」 「また私がネクタイ選んであげるから。 でも…もう買い物とか行けないね。」
彼女の母親に至っては、 「入籍してもいいけど、奇跡は起きないよ。それでもいいの?」 「ホルモンとモルヒネの量は日に日に増えてきているし、 彼女もそれに気付き始めた。 口の中が荒れているのはホルモンの副作用のせい…。」 と覚悟を決めて生活している様子。
もちろん、良くなることを誰もが願っているのですが、 彼女の両親は腹を決めているようです。
今日の昼、仕事の合間に彼女と会うことができたのですが、 その時、死んだ後の具体的な話を彼女からされました。 「私の喉仏はあなたにあげるから(笑) それとも、肩とか身体の一部がいい?お守りにして持ってて。」 と。どっちの墓に入るのか、なども。
実はまだ籍を入れていません。 先日、私の両親から許可をもらい、 両家の考え方の擦り合わせを私が間に入って行い、 改めて昨日は母親、今日は父親から許可をもらいました。 ずっと反対してきた2人から許可をもらうことができました。 しかも、私の母親が彼女へのプレゼントとして、 「自分が結婚するときに母からもらったルビーの指輪を サイズ変更してプレゼントしたい」 と言われました。 なぜか涙が出てしまいました。 彼女には内緒のままですけど。
彼女自身は私の両親に対して、 マイナスのイメージしか持っていませんでした。 しかし、ここ2,3日の私の両親の話を聞いて、 そのイメージが払拭されつつあります。 これでほぼ2人の間の障害はなくなりました。 あとは、改めて彼女の父親に入籍の話をして、いよい入籍です。
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