そもそもガンと呼ばれるのはどういうものでしょうか?まずそこから出発しないと丸山ワクチンが効いた、効かないと言う論議は無意味です。つまりガンという1つの固定概念で計れるほど簡単にはいかず、ガンは容易に実像を決めることができないのです。例えばある抗ガン剤があります。それにしたところで効果があるガンもあれば効果がないガンもあります。丸山ワクチンも同じです。やや効果がありそうだと言うガンもあれば全然効果がないガンもあるでしょう。ですから何もかもまとめて効果ない、効果があると決めつけるのは乱暴な議論です。従い私が肯定派か否定派か分からないと言うくだりがありましたが、無意味な話です。少しでも効果がありそうなガンには肯定的になりますし、経験から無意味だと考えるのは否定派になるだけです。従い私の立場は常に一貫しています。ガン患者さんに常に効果がある治療をできるだけ追い求め探しつつけると言うスタンスです。海外輸入医薬品でも保険外医薬品でも奏功率が高いものは何でも好き嫌いせずできるだけ使用します。保険外の治療にこだわらないです。ですから丸山ワクチンが保険内で認めれないのはおかしいとか、本当に医薬品として認められるのか等の議論からは私は超越させて頂いています。私にとって重要な事は目の前の患者さんであり、あらゆる手段を利用して治療方針を立てることです。そして私の今までの経験で丸山ワクチンについてある一定の私なりの結論がありますから少しでも可能性がある場合は消極的使用派になりますし、意味がないと判断する場合は否定派になるだけのことです。丸山ワクチンが効果ある、ないと言う議論は神学論争な感じがします。ガンに効くと言うのはそう単純なことではありません。それから私の言うことをお墨付という発言は変です。私が常に正しいとは限りません。と言うかよく間違えます。1人の医師をカリスマにしたり、絶対視することは無意味です。私の所に来る方は皆second-opinonを他の病院に薦めているくらいです。高名な平岩医師であろうと全てのガン治療に対して正しいことを言われているわけではありません。ましてや。
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