お急ぎのことでしょうから先ず私より考えを申し上げます。
手術をできるということに越したことはございません。 ガン細胞の総量が少ないほど当然有利ですし、その意味でも再発予防には最も期待ができるのではないでしょうか。
手術不可能、また転移が見られるということは広範囲にガン細胞が散らばっていることでしょうから、 多くの期待は持ちにくいかと思われます。
なお、細胞毒としての抗癌剤は白血球の減少などを見ます。 免疫を担当するものは白血球であり、白血球の減少や弱化は免疫療法にとっては不利となります。 しかし、短期間の抗癌剤によるガン細胞の破壊の後の免疫療法は、ガン抗原があらわになると言う利点も考えられています。 ただし、抗癌剤の継続使用と免疫療法の併用は好ましくないと私は考えます。
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